top of page
empfangen candle

YURAGI|気持ちのゆらぎ

8月10日
読了時間: 3分

更新日:9月20日




「ゆらぎ」

あなたは、この言葉を通してなにを感じますか。


心地よさ。力が抜けていくような感覚。穏やかに解放されている状態。

それとも、

自分の気持ちがわからない。軸がブレているような感覚。どこか落ち着かない、不安な気持ち。


同じ「ゆらぎ」という言葉からでも、感じることは人それぞれ違います。



言葉は、一滴の雫

投げかけられた言葉は純粋な一滴の雫のようなものなのかもしれません。

その一滴が心の水面に落ちたとき、

これまでの経験や記憶今いる環境今日の気持ち。

いろいろなものと触れながら波紋が広がっていく。

だから同じ言葉を受け取っても生まれる感覚は同じではありません。


一滴の雫そのものにはいいも悪いもまだなにもくっついていない。


そこから何を感じたのか。


その感覚の中に今の私が見ている世界が映っているのかも。



炎も、いつも揺れている

キャンドルに火を灯して炎を眺めていると、

炎はじっと同じようにとどまってはいない。


小さくなったり、大きくなったり。

右へ、左へ。

静かに揺れながらそのときの炎で在り続けています。

私たちは揺れている炎を見て

「炎の軸がブレている」

とは、あまり思いません。

ただ、

「ああ、揺れているな」

と眺めている。

だとしたら、

私たちの気持ちが揺れることもすぐに元へ戻さなければならないことなのかな。。。


ゆらぐことと自分を失うことは同じなのだろうか。。。

揺れながら、ここにいる


炎は揺れる。

水面も揺れる。

植物も風を受けて揺れている。

私たちも歩くとき右足、左足と重心を移しながら前へ進んでいく。

自然の中には止まることなく動き続けているものがたくさんあります。


もしかすると、ゆらぎは

「乱れている」「定まっていない」

ということではなく

生きて動いているものに自然に生まれるものなのかもしれません。


昨日と今日で気持ちが違っていい。


さっきまで平気だったことに心が動くこともある。


今まで心地よかったものに違和感を覚える日もある。


そのたびに正しい場所へ戻そうとするのではなく、

まず、

「今、私はこう感じているんだな」

と眺めてみる。

炎を眺めるときのように。。。



それぞれの世界を迎える

そしてそれは自分だけではなく誰かと向き合うときにも同じなのかもしれません。


同じ一滴から同じ波紋が生まれるとは限らない。


私にはこう見える。あなたには、そう見える。

どちらかを正解にしなくても、

「あなたには、そんな世界が見えているんだね」

と迎えてみる。


違う世界があることを知るたびに私の世界もまた少しずつ広がっていく。


ゆらぎにはいいも悪いもない。


ただ、

自然に生まれた一滴が落ちて波紋を描いただけ。


今夜、火を灯したら少しだけ炎を眺めてみてください。

今日の炎は、どんなふうに揺れているかな。


そして、

今日の私は、どんなふうに揺れているんだろう。


答えは見つけなくても大丈夫。


揺れている炎と、

揺れている私。



そのあいだに生まれる時間を、ただ迎えてみる。





 
 
 

最新記事

すべて表示
わたしの手を離れた蝋燭たち

― 届けた先で生まれる、まだ知らない物語 ― 蝋燭は誰かのもとへ わたしの手から離れた蝋燭が その後どんな時間を過ごしているのか。 それを知ることができるのは お客さまから写真や言葉が届いたとき。 いつもわたしの知らない蝋燭の姿があります。 思い通りにならない蝋燭たち 蝋燭をつくるときには 何度もテスト燃焼を重ねています。 けれども 誰かのもとへ渡ると 驚くほど違う姿になることが多い。 「どうし

 
 
 
あの一言から、蝋燭をつくり直した日々

〜 炎を通して出会った、わたしと人 〜 蝋燭をつくり始めてから いろんな人との出会いがありました。 嬉しかったことも 驚いたことも 考え込んでしまったことも。 振り返ってみると 何気ない一言がきっかけとなって 自分の創作を大きく見直した時期がありました。 まだ活動を始めて間もない頃の話。 「ちょっと火が強すぎるんだよね」 友人たちとキャンプをしていたときのこと。 一本の蝋燭を灯しながら みん

 
 
 

コメント


bottom of page